文部科学省博士課程教育リーディングプログラム事業による支援期間の終了に伴い、平成 30年度3月末に終了となったグローバルリーダー教育院のWEBページです。アーカイブとして残してあります。 グローバルリーダー教育課程は、今後も学内で継続されます。同課程に関する情報は、新 HP に随時アップされますので、(こちら)をご確認ください。
AGL:グローバルリーダー教育院

文部科学省博士課程教育リーディングプログラム事業による支援期間の終了に伴い、平成 30年度3月末に終了となったグローバルリーダー教育院のWEBページです。アーカイブとして残してあります。 グローバルリーダー教育課程は、今後も学内で継続されます。同課程に関する情報は、新 HP に随時アップされますので、(こちら)をご確認ください。
newsrelease

2012.10.31

活動報告

人文社会系/山田道場:【経営-財務諸表と組織経営】第1回を開催しました

昨年に引き続き、税理士法人青山パートナーズ・株式会社 青山パートナーズコンサルティング 統括代表社員・代表パートナー・公認会計士・税理士・ITCの馳 雅樹氏(http://www.aoyamapartners.com/company.html)をゲストスピーカーに迎え、「経営-財務諸表と組織経営」として、グローバルリーダーが、産官学のどの組織にいても必要とされる財務・会計のトレーニングを行います。昨年同様、「グローバルリーダーのための会計知識」の取得を目指した、AGL専用に準備されたカリキュラムを使用します。ただ、今年度は、昨年の年4回を、年6回に拡張し、より演習を充実させ、グローバルリーダーが実際に「使える」ことに、より重点を置き、最終的には、組織の評価・価値の算定にモ活用することを目指します。今年度の全6回のアウトラインは下記です。






  • 第1回(10/25):財務諸表を読む(基礎編)

         ・なぜ財務諸表の読み方を知る必要があるのか

         ・財務諸表全体把握のポイント

         ・損益計算書の仕組み・読み方

  • 第2回(11/22):財務諸表を読む(実践編①)

         ・貸借対照表の仕組み。読み方

         ・基本的な財務分析

         ・キャシュフローステートメントの仕組み・読み方

         ・財務分析演習(1)

  • 第3回(1/17):財務諸表を読む(実践編②)

         ・固定資産と減価償却

         ・発生主義と現金主義

         ・財務分析演習(2)

  • 第4回(2013年前期)財務諸表の作成プロセス

         ・企業活動の業務フロー

         ・財務諸表の作成演習(取引記録からC/F作成までチャレンジ)

         ・簿記という共通の道具

  • 第5回(2013年度前期)財務諸表の作成の基本ルールと作成の限界

         ・基本的な会計ルール

         ・財務諸表の歴史

         ・財務諸表の役立ち

         ・財務諸表と税金

         ・リーダーに知って欲しい財務諸表作成の現実と限界

  • 第6回(2013年前期)財務諸表の役立ちと企業価値

         ・財務諸表と企業価値

         ・企業価値の算定と基礎知識

         ・最新の財務諸表(会計)動向


第1回の本日は、「経営の神様」とも言われている稲森和夫氏の「会計がわからんで経営ができるか」との言葉の紹介から始まり、先ずは、組織の全体把握から始まりました。全体把握のポイントとして「最初に会社の大きさ(サイズ)を知る」ことを挙げられ、(1)売上高(営業収益)で「商い」の規模を把握し、(2)総資産でグロスの「財産」の規模を把握するとの指摘をいただきました。また、ある時点での状態を示す「貸借対照表」と、1年間の成果となる「損益計算書」の違いを解説したあと、粗利、営業利益、売上原価、販管費、経常利益、そして、税引前当期純利益と、大きなところからすすめる損益計算書のチェックポイントを、実例を示しながら、わかりやすく解説をいただきました。


次回は、11/22で、すずかけ台キャンパスで行う予定です。