昨年に引き続き、税理士法人青山パートナーズ・株式会社 青山パートナーズコンサルティング 統括代表社員・代表パートナー・公認会計士・税理士・ITCの馳 雅樹氏(http://www.aoyamapartners.com/company.html)をゲストスピーカーに迎え、「経営-財務諸表と組織経営」として、グローバルリーダーが、産官学のどの組織にいても必要とされる財務・会計のトレーニングを行います。昨年同様、「グローバルリーダーのための会計知識」の取得を目指した、AGL専用に準備されたカリキュラムを使用します。ただ、今年度は、昨年の年4回を、年6回に拡張し、より演習を充実させ、グローバルリーダーが実際に「使える」ことに、より重点を置き、最終的には、組織の評価・価値の算定にモ活用することを目指します。今年度の全6回のアウトラインは下記です。
- 第1回(10/25):財務諸表を読む(基礎編)
・なぜ財務諸表の読み方を知る必要があるのか
・財務諸表全体把握のポイント
・損益計算書の仕組み・読み方
- 第2回(11/22):財務諸表を読む(実践編①)
・貸借対照表の仕組み。読み方
・基本的な財務分析
・キャシュフローステートメントの仕組み・読み方
・財務分析演習(1)
- 第3回(1/17):財務諸表を読む(実践編②)
・固定資産と減価償却
・発生主義と現金主義
・財務分析演習(2)
- 第4回(2013年前期)財務諸表の作成プロセス
・企業活動の業務フロー
・財務諸表の作成演習(取引記録からC/F作成までチャレンジ)
・簿記という共通の道具
- 第5回(2013年度前期)財務諸表の作成の基本ルールと作成の限界
・基本的な会計ルール
・財務諸表の歴史
・財務諸表の役立ち
・財務諸表と税金
・リーダーに知って欲しい財務諸表作成の現実と限界
- 第6回(2013年前期)財務諸表の役立ちと企業価値
・財務諸表と企業価値
・企業価値の算定と基礎知識
・最新の財務諸表(会計)動向
第1回の本日は、「経営の神様」とも言われている稲森和夫氏の「会計がわからんで経営ができるか」との言葉の紹介から始まり、先ずは、組織の全体把握から始まりました。全体把握のポイントとして「最初に会社の大きさ(サイズ)を知る」ことを挙げられ、(1)売上高(営業収益)で「商い」の規模を把握し、(2)総資産でグロスの「財産」の規模を把握するとの指摘をいただきました。また、ある時点での状態を示す「貸借対照表」と、1年間の成果となる「損益計算書」の違いを解説したあと、粗利、営業利益、売上原価、販管費、経常利益、そして、税引前当期純利益と、大きなところからすすめる損益計算書のチェックポイントを、実例を示しながら、わかりやすく解説をいただきました。
次回は、11/22で、すずかけ台キャンパスで行う予定です。