2013年3月7日に、すずかけ台キャンパスで、頭書ワークショップを開催しました。AGL所属学生に加え、機会物理専攻の齋藤先生や公募に応募された本学の一般学生数名にも参加頂きました。
今回は、米国Stanford Univ./d-school編集の「デザイン思考家が知っておくべき39のメソッド」を翻訳した慶応義塾大学SFCデザイン思考研究会・柏野尊徳氏(http://kashinotakanori.com/bootleg/)(https://www.facebook.com/keio.desig)をファシリテーターに迎えて、デザイン思考の5つのステップ、即ち、Empathize(共感)、Define(問題定義)、Ideate(創造)、Prototype(プロトタイプ)、Test(テスト)の各ステップを実践するワークショップで、デザイン思考の入門的位置づけです。
デザイン思考は、「問題解決の思考法」ですが、「手法」と捕らえるより、「アイデア出し」「インタビューを通しての問題点洗い出しと絞り込み」「ソリューション提示」「プロトタイプを使ってのbrush up」等のコンセプトを理解する方が重要と思います。このコンセプトは、単に、新製品を生み出すための思考法と考えるのではなく、研究でも、事業策定でも、政策立案でも、その際の基本的なコンセプトとして捕らえるべきかと思います。
4時間わたるワークショップでしたが、最後は、問題解決のプロトタイプとして、そのソリューションを寸劇でプレゼンテーションを行い、参加者の皆さんの隠れた演技の才能も見れて、大変楽しいワークショップとなりました。柏野さんと慶應義塾大学SFCデザイン研究会の梶さん、中村さん、足立さん、ありがとうございました。