グローバルリーダー教育院は,湘南国際村IPC生産性国際交流センター(神奈川県三浦郡葉山町)において,8月9日~11日にわたり2泊3日で「グローバルリーダー教育院」の所属選抜合宿を実施しました。今年で3回目となる選抜合宿ですが,今回は博士課程教育リーディングプログラム採択後初めて,連携先である一橋大学からの志願生を迎えるとともに,外国人学生の参加も増え,多様性を意識する環境となりました。参加した29名の学生は,この環境のもと課題に挑戦し,闘志あふれる熱い3日間を経験しました。
選抜合宿では,本教育院の養成する人材像である「国際社会を牽引するリーダー」に相応しい人材を選抜するために,12名の教員が,異なる専門を専攻し個性や国籍の違う学生によるグループワークやグループプレゼンテーションの観察,及び個人面接を行い,コミュニケーション力や洞察力などの人間力とリーダーを志向する意欲,積極性等を厳格に評価しました。また,第1期生,第2期生から5名の学生が参加し,作業の支援に加えて,心和む懇談会を開くなど,志願生たちを物心両面で温かくサポートしました。
志願生はお互いに「同志」でありながら選抜において「ライバル」という立場で刺激し合い,夜遅くまで課題について議論し,発表内容を練り上げていました。グループプレゼンテーションでは,英語をまじえての発表だけでなく,お芝居仕立てのユニークな発表も登場,表情豊かな競い合いに会場が盛り上がります。プレゼンの後の質疑では,どのグループに対しても他の志願者から絶え間ない挙手があり,予定の時間内に収まらず,やむなく打ち切らざるを得ないほどでした。
佐藤教育院長はじめ評価にあたった教員からは「この合宿でのグループはまさにSocietyそのもの。分野や言語において多様な背景を持つ人達との交流は,これから当たり前になる。これを実感してもらうことに意義があった。」「ここで得られた人脈は,今後のキャリアにおいて必ず役立つもの。選抜の合否にかかわらず,ずっと大切にしてほしい。」との講評があり,3日間を締めくくりました。
今回の選抜合宿の合格者は第3期生として,10月からAGLに所属します。第1期生,第2期生に続き,一人一人が未来のグローバルリーダーとして大きく成長していくことを期待します。