2014.04.10
【平成26年度】松木道場概要と平成25年度活動報告
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◇松木道場の概要
グローバル社会において、組織を強力に牽引するリーダーを鍛えます。
≪本道場の主な教育プログラム≫
導入座学においては、リーダーシップの根源となる「信頼関係の醸成」および信頼関係に基づく「組織文化変革」を修得することを目指します。このプロセスをリーダーとして実践してきた経営者に直接接し、その実体験を臨場感あふれる形で疑似体験することにより、累積経験を蓄積します。
グループワークでは、導入座学での蓄積および並行して実施するスキル向上演習に基づき、実際の企業の経営課題に関する提言を行います。グループワークの前後に海外研修が予定されています。
修了プロジェクトでは、学生自らが設定した課題に関し、プロジェクトを実施します。
◇平成26年度 前期
◇平成25年度 後期「松木道場」実績
~平成25年度 後期 テーマ~
① リーダーとして、自分を鍛錬する方法を道場参加者に理解してもらう
② ゲストスピーカーの成功体験の中からリーダーとして、苦境に立った時の判断の仕方を学ぶ
1) オリエンテーション及び自己紹介
・道場主によるオリエンテーション及びイントロダクション[2013/9/27]
・人文社会科系道場合同オリエンテーション[2013/10/4]
・4道場主と配属学生の自己紹介[2013/10/8-9]
2) 道場主による講義と論議
・ 松木伸男道場主[三浦海岸合宿:2013/10/6]
グローバル化時代のマネジメント戦略
「アジアの中の日本」
3) 外部講師による講義と討論
① 高山博教授(東京大学大学院)[2013/9/27]
異文化1:日本人によるシチリア研究
「単身シチリアへ渡り、シチリア研究社会に入り込みながら第一人者となるまでの軌跡」
② 佐々木秀一氏(東京総合会計 所長)[三浦海岸合宿:2013/10/5]
財務分析の基礎/演習
③ 新川陸一氏(元日銀北京支店 支店長)[2013/10/10]
異文化2:日本と中国をつないで〇〇年
「日銀の代表として中国と渡り合った元日銀支店長からみた中国」
④ 尚捷氏(株式会社InfoDeliver 代表取締役会長兼社長)[2013/10/17]
異文化3:中国人による日本での起業
「上海出身、東工大に留学、卒業後日本でBPO会社を創設、現在大連に1500人規模のBPO拠点を持つ」
アイデアは形にしなければ意味がない。自分のできることには限界があるのだから、自分のアイデアは他人に
やってもらう。
モチベーションも含め、熱意をもって人をその気にさせ、動かしていくのもリーダーの仕事である。
⑤ 田中健一氏(蝶理 元代表取締役社長)[2013/10/24]
ターンアラウンド1:蝶理
「万年赤字会社の持つ有利子負債1000億円を1年で完済するまでの戦い」
赤字体質の子会社に親会社から派遣され、3ヶ月で単月黒字を達成。1000億円の借入を1年で完済。
お荷物を優良子会社に変身させた秘話。
⑥ 塚田實氏(日立研究所 元取締役社長)[軽井沢合宿:2013/11/2-11/3]
異文化4:アジアオペレーションの神髄
「日立製作所アジアオペレーションのトップとして、文化、宗教、人種、経済力がバラバラのアジアを如何にマネージしてきたか」
⑦ 中尾真一氏(日本オイルポンプ 代表取締役社長)[軽井沢合宿:2013/11/2-11/3]
サプライチェーン改革1、2:日本オイルポンプ製品開発
「産業機械には珍しいグッドデザイン大賞をとるまでのリーダーシップのあり方、他」
大量の製品・半製品在庫、受注から納品までの長いリードタイムを、生産方法の抜本的発想の転換により激減。
誰もが信じなかった生産方法を短期間で導入するまでの戦い。
⑧ 吉野哲氏(福助株式会社 代表取締役社長)[2013/11/7]
ターンアラウンド2:福助
「民事再生企業からピカピカの優良企業へ変身する道程」
経営破綻した老舗足袋メーカーに経営陣として招聘され、3年間で見事に再生。
スポンサーが当初のPEファンドから総合商社に代わっても継続的に経営の舵をとりつつ、短期的に信頼関係を
醸成した。その秘訣とは?
⑨ 山下徹氏(株式会社NTTデータ 取締役相談役)[2013/11/14]
イノベーション1:日本のテクノロジーの潜在能力の顕在化
「日本のテクノロジーが再び脚光を浴びるためには」
⑩ 森澤篤氏(Mars Japan Limited 代表取締役社長)[2013/11/21]
異文化5:マネージングアップ(米国親会社を如何にマネージするか)
「マーズジャパンの社長として中央集権的親会社と渡り合い、日本独自の製品を投入、短期間で社アップ」
米系食品会社の日本法人社長として中央集権的親会社と渡り合い、日本独自の製品を投入、短期間で
シェアアップ。米系企業内での上司マネジメントの神髄を教授。
⑪ 松木伸男道場主[2014/3/24]
ラップアップ
4) 一橋大学大学院講師による特別講演と討論
・ 布井千博教授(一橋大学大学院 国際企業戦略研究科)[2013/10/5]
アジアにおける法整備支援
「日本政府がアジア各地において行っている法整備支援活動の歴史と現状」
5) インドネシア研修
バンドン工科大学、インドネシア大学での討論やグループワークの内容について、学生の自主的提案をベースに
実施。
AGL1~3期生のうち、希望しかつ日程的に参加可能な14名が参加。
【研修スケジュール[2014年3/11~3/22]】
3/11(火):深夜出発
3/12(水):バンドン工科大学生との交流
3/13(木):バンドン工科大学 ディスカッション/グループワーク
3/14(金):バンドン工科大学 ディスカッション/グループワーク
3/15(土):研修(インドネシア)
3/16(日):移動(バンドン/ジャカルタ)
3/17(月):インドネシア大学 ディスカッション/グループワーク
3/18(火):インドネシア大学 ディスカッション/グループワーク
3/19(水):日本企業訪問
3/20(木):日本大使館及び日本企業訪問
3/21(金):企業訪問(ジャカルタ)など
3/22(土):帰国