文部科学省博士課程教育リーディングプログラム事業による支援期間の終了に伴い、平成 30年度3月末に終了となったグローバルリーダー教育院のWEBページです。アーカイブとして残してあります。 グローバルリーダー教育課程は、今後も学内で継続されます。同課程に関する情報は、新 HP に随時アップされますので、(こちら)をご確認ください。
AGL:グローバルリーダー教育院

文部科学省博士課程教育リーディングプログラム事業による支援期間の終了に伴い、平成 30年度3月末に終了となったグローバルリーダー教育院のWEBページです。アーカイブとして残してあります。 グローバルリーダー教育課程は、今後も学内で継続されます。同課程に関する情報は、新 HP に随時アップされますので、(こちら)をご確認ください。
newsrelease

2015.02.16

活動報告

EDGE INNOVATION CHALLENGE COMPETITON 2015 優勝報告

AGL第2期生 辻 理絵子さん率いるチームが、文部科学省補助事業 EDGE program主催の『EDGE INNOVATION CHALLENGE COMPETITON 2015』にて優勝いたしました。

以下、辻さんからの優勝報告です。

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EDGE_members_report.jpg左から辻、水口、下島、安田、橋

EDGE INNOVATION CHALLENGE COMPETITON 2015 優勝報告!

2015.02.14 辻理絵子 博士課程1年 AGL2期生 国際開発工学専攻・高田研究室所属


文科省EDGEプログラム主催の,EDGE INNOVATION CHALLENGE COMPETITON 2015に参加し,優勝したので報告させていただきます!!

EDGE INNOVATION CHALLENGE COMPETITONとは(@_@?)
EDGEプログラム(EDGE:Enhancing Development of Global Entrepreneur)とは,文科省による,我が国におけるイノベーション創出を担う人材育成を目的とした取り組みで,現在,全国13の大学が実施しています.本コンペティションは,そのEDGEプログラムによるアイデアコンペで,「科学技術視点」と「人間視点」の2つの視点を持つアイデアが求められます.本コンペの特徴は2つあり,1つは,評価されるポイントに,アイデアそのものの良さもさることながら,アイデア創出のプロセスとアイデア実行へ向けた今後の実行計画も含まれる,という点にあります.もう1つは,本コンペで競い合うアイデアのテーマが発表されるKick Off Meetingからわずか2週間でアイデアを練らなければならない点です.つまり,2週間という限られた時間をいかに効率的に使い本質へ近付くか,チームの戦略をも問われることになります.
 参加チームは,書類選考により約250名の中から選ばれた13チーム.ほとんどのチームは応募の段階からチームを組んでの参加でしたが,2チームほどは個人応募の中から主催者側が組み合わせた,初対面同志のチームです.参加者構成は,社会人の方が多かった印象で,学生チームは私たちの他にあと1,2チームほどでした.1月24日のKick Off Meetingで発表されたテーマは「働く母親と子供の、より良いコミュニケーションに向けて」です.2月8日に虎ノ門ヒルズで行われる発表会に向けて,各チーム新しい製品・サービスのアイデアを練り上げていきます.いざ!

我がチーム(^◇^)
我々のチームは5名全員がリーディング大学院所属者です.私,辻は本AGL所属で,他には,
下島洋さん:早稲田大学の修士2年,リーディング理工学博士プログラム所属
水口佳紀さん:東京工業大学の修士2年,情報生命博士教育院所属
安田翔也さん:東京工業大学の修士2年,情報生命博士教育院所属
橋香奈さん:東京大学の博士2年,ライフイノベーションを先導するリーダー養成プログラム所属
です.メンバーとの出会いは,1年半程前に行われたリーディング学生会議や昨年のリーディングフォーラムで,参加者同士として知り合いになりました.このメンバーでがっぷりチーム作業をするのは初めてでしたが,お互い正直に意見交換を行うことでアイデアを磨き上げていきました.

我々のアイデア(*^^)v
我々のアイデアは,「OYAKonnect」という情報提供サービスです.具体的には,我が子の保育園での発話から分析した興味・友達マップと保育園での写真,先生からのコメントをママに配信します.このOYAKonnectを見ることで,時間が限られたママでも,手軽に我が子の興味や遊びをお友達との社会関係を絡めて知ることができます.これにより子供との会話の幅を広げ,コミュニケーションを深めることができるシステムです.
我々チームの発想は,メンバー誰一人として子どもを育てた経験がない学生だからこそ新しいアイデアが生み出せるとの考えに基づき,あえて人間視点から出発するのではなく,科学技術視点から出発しました.初めにメンバーの専門分野や最近話題の技術をリストアップし,そこから技術同志の融合ができないか話し合いを重ねました.そうしてでき上がったアイデアを,人間視点でも有用なものとするために,ユーザインタビューを複数ステップ繰り返し,改善を重ねていきました.以上のプロセスにより,科学技術視点・人間視点の2つを合わせ持つアイデアを創出できたと思っています.

コンペを終えて(^^ゞ
 今回,数あるチームから我々が優勝できたこと本当に嬉しく思います.このアイデア創出には多くの方のご協力を賜りました.改めて感謝申し上げます.チームでは,本アイデアについて今後の方向性を検討していますので,この報告をご覧の方でご興味があれば,tsuji.r.aa<at>m.titech.ac.jpまでご連絡ください.ちなみに,本コンペティションは今回が第1回目の開催で,来年度も実施するかもしれないとのこと.2週間集中して思考することで得られるものは多くあるので,次回があればぜひ多くの学生・社会人の方に参加してほしいと思っています!


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OYAKonnectがある未来とない未来で生活がどう変わるのか,プレゼン中