私は主専攻で気象学を専攻しており、将来、気象情報で社会を豊かにしたいと考えています。AGLでは、社会に新しい価値を生み出せる「気象×??」を探しています。道場や学外研修で出会った多様な背景を持つ方々とのディスカッションは、様々な視点から気象情報の可能性を考える良いトレーニングだと感じています。オフキャンパスでは民間の気象会社で、「気象情報に付加価値をつけ、それを提供する取り組み」を実践的に学びたいと考えています。
AGLに所属して変化したのは、社会に対して何ができるかを強烈に意識し始めたことです。 道場では、社会的課題を見つけ解決策を提案し実行。社会のフィードバックを経て改善する過程を繰り返し行い、社会が求めているものが何か、それは自分が解決すべき問題か等を掴む練習をしています。また、チーム作業で重要な、自分が身に着けるべき能力と仲間から協力を得るべき部分の違いも分かってきました。このAGLでの学びは専門の通信研究でも活かしています。
東工大の他専攻や一橋大学の学生との討議を通じてリーダーに必要な素養を身につけられる点に魅力を感じ、グローバルリーダー教育院を志望しました。高度に複雑化した現代の諸問題を解決するためには、専門知識だけではなく、様々な分野を俯瞰的な視野で洞察する力、さらには、実際にアクションを起こすための行動力も必要です。産業界の第一線で活躍している方々と討議できる道場教育を通じて、このような能力を身につけたいと考えています。
AGLでは、多様な背景と専門性の高い学生、教員との交流、社会の現場で活躍するゲストのトークやワークショップ等、世界の様々な価値がリーダーシップという少し曖昧なキーワードの元に集まっています。私はこれまで自然科学研究一筋で生きてきたので工学や社会科学などの学生に比べると分野外から始まったプログラムですが、そのために一層の好奇心や創造性を刺激され、また異質な背景を持った沢山の学生が参加できる"挑戦的で曖昧な混合"に感謝しています。