2018.05.31
H30年度山田道場WHAT'S GOING ON『WORKSHOP/Lean Launchpad -#3 ;<事業創造実践ワークショップ:リーンローンチパッド第3回>
Facilitators;Takashi Tsutsumi/Masato Iino, Learning Entrepreneur Lab.
<ラーニング・アントレプレナーズ・ラボ/堤孝志、飯野将人>
グローバルリーダー教育院(AGL)山田道場にて4 月から始まった、事業創造実践ワークショップ「Lean Launchpad(LLP)」の第3 回を5 月25 日(金)に行ないました。ここまで各チームは、顧客となりそうな人たちにインタビューを重ね、自分たちが提供する製品・サービスであるMinimum Value Product(MVP)とビジネスモデルキャンバス(BMC)の見直しを重ねてきました。早くも顧客を見つけてきたチームもあれば、なかなか見つからず苦労しているチームも見受けられますが、各チーム楽しみながら取り組んでおります。
今回の講義に向けて課されていた宿題は今後のインタビューで使用するMVP の作成でした。各チーム、スライドやアニメーションなどを駆使して作成したストーリー仕立てのMVP 紹介コンテンツを発表し、その後ディスカッションを行いました。特にインパクトがあったのがタイからの留学生チーム「UME」。彼らが自分たちで演じて編集したスキットビデオが流れると、見ていた他のチームの人たちからは「おぉ~!」という驚きの声が。「UME」チームが提供するMVP がどのようなものなのかが実感を持って伝わってくる内容でした。
後半はファシリテーターである堤孝志さんによる「競争優位性と自己強化ループ」に関する講義。競合や類似の製品・サービスに対してどのようにして先手を打ち、負けないものにしていくかというのがメインのトピックです。既存の製品・サービスを例にとりながら、「顧客の増加→リソースの充実→価値の向上」の自己強化のループを非常に分かりやすく説明していただきました。各チーム、このループ理論を上手に自分たちのMVPに当てはめ、さらに磨きがかったものになることが期待できます。
次回の講義までに各チーム今回発表したMVPコンテンツを使って再度インタビューに繰り出します。どのような反応がインタビュイーの方々から得られるのか、そしてそのMVPを「欲しい!」と言ってくれる方が見つかるのか楽しみです。
ファシリテーターの堤さん、飯野さん、今回も鋭いアドバイスありがとうございました。
(文責:足達哲也 東京工業大学システム制御系システム制御コース)